『Clastrier/Riessler/Rizzo:PALUDE』

以前kyteさんからお薦めがあったもの。Michael Riesslerのクラリネット/サックスに加えハーディ・ガーディ、タンバリンというトリオ作。いやー・・・何でしょうこの物凄さは。ブイブイと攻め立てるクラリネット、ハーディ・ガーディの音色はまるでギターやアコーディオン、オルガンなど場面によっていろんな楽器に聴こえるし、そしてこちらも知らないで聴くと普通のドラム/パーカッションセットじゃないかと思っちゃうくらい多彩な表情を見せるタンバリン。この3者がハイテクニックの限りを尽くして大疾走。トラッドとフリー・ジャズを足して2で割ったみたいな感じだけど、聴く限りはおそらくほとんど書き譜。楽器編成から思い浮かべる先入観をこれほど覆す音楽もそうないんじゃないか。『ORANGE』も凄かったがこちらもとんでもないわ。いいもの教えてもらいました。kyteさんありがとうございます。