最近買ったCD

・『金子飛鳥/Ave』
平和とエコに拘った3年ぶりのニューアルバム。音としては久々にエレクトリック・バイオリンが復活、メンバー的にもドーナル・ラニー(bouzouki、etc.)、ナターシャ・グジー(vo、bandura)など民族系と、クマ原田(b)、Richard Bailey(ds)、Godfrey Wang(key)など2ndアルバム参加組の名前があり、他には井上鑑(key)、古川昌義(g)、coba(accordion)といったおなじみの国内勢も参加。コンセプトからして母性溢れる優しい曲調がメインながら、全体的に1stのジャズロック系と2ndのワールド色豊かな音楽性が合わさったかのような仕上がりで、個人的にも待ってましたという思いがある。エレクトリック・バイオリン使用の切れ味鋭いソロはさすがです。M-6「Birth」は息子さんを産む前に録ったテイクらしいが、これがお蔵入りになったという幻のアルバム『BIRTH』のものか!?

Ave

Ave

・『石橋英子+吉田達也/slip beneath the distant tree』
8月にはマニ・ノイマイヤーとのデュオ作も控えてるらしい、吉田達也の新作。内橋さんとのデュオもありつつ、今堀さんから割と意外な人選でのデュオ作が続いてますね。さて石橋さんのことはよく分からんのだが、レーベルやタイトルからして石橋さんメインなのかなと思いきや、曲としては吉田さん寄り、というか、割と分かりやすいコテコテのプログレ(笑)。大陸男と山脈女の2ndとかソロの『百万年』とかを更にそれっぽくした、あるいはこじんまりした高円寺百景という雰囲気も。どちらがどのくらい弾いてるか分からんがアナログっぽい太いシンセリードやメロトロン音色のストリングスなどもフィーチャーされてるのがいかにもで、結構好きです。石橋さん作詞のかわいらしい日本語詞をユニゾンで歌う吉田さんが聴けるというのはかなり違和感もありつつ貴重(笑)。
slip beneath the distant tree

slip beneath the distant tree

・『ALPHONSO JOHNSON/Yesterday's Dreams』『Spellbound』
アルフォンソ・ジョンソンの2ndと3rd。2ndは多少ポップ化してフュージョンっぽいが、3rdはほぼプログレと言っていいでしょこれは。ジャケットで持ってるのはベースではなくスティック。音では分かりづらいけど、クレジットでも最初に書いてあるしメインで使用してると思われ。
Yesterday's Dreams

Yesterday's Dreams

Spellbound

Spellbound

・『MONIO MANIA/2』
これもユーロ・ロック・プレスVOL.32で森本さんがレビューを書いてたアルバム。中心人物のChristophe Monniot(sax、etc.)やメンバーのことはよく知らないが、sax、key、ds、g、violin、fluteというベースレスの編成で、サイバー・チェンバー・ジャズ・ロック(?)。1曲目の超速弾きシンセベースに乗っての展開が超絶カッコ良くてたまりません。ギターにはMarc Ducretも参加(ゲストなのかな)。

Monio Mania 2

Monio Mania 2

・『ASHRA/Tropical Heat』
やはり『New Age Of The Earth』などと比べたら駄作と言われそうなアルバムだが、何かのんびりと聴いてる分には心地良いのでした。
Tropical Heat

Tropical Heat