最近買ったCD

MUSIC：review
  • 『GAIA CUATRO/GAIA』

'04年に結成された金子飛鳥のニューバンド、GAIA CUATROの1stミニアルバム（自主制作）。メンバーはアルゼンチン人のピアニスト＆ベーシスト＋ヤヒロトモヒロ（per）との4名。アコースティック編成なのでロック色は当然薄いが、美しさと激しさ、押しと引きを完璧に弾きこなす飛鳥さんのプレイは圧倒的な説得力。さすがというか、やっぱこの人は別格。ヤヒロさんの多彩且つ正確なリズムも素晴らしい。編成からしてもちょっとAdiっぽくも聴こえる。8/9に（多分メジャー流通で）再発予定。イタリアレコーディングの2ndアルバム『UDIN』も近く発売予定とのこと。

  • 『MICK KARN/THREE PART SPECIES』

2年ぶりのニューアルバム。オーディションで選ばれたという女性voが数曲入ってるとはいえ、基本的に前作同様多重録音のよるミックの完全ソロ演奏作。リズムのキレが良くなったのはミックの打ち込みスキルが上がったのかな。アップテンポでブイブイベースを弾いてる曲はやっぱり"らしさ"が出てて良いんだが、ベース不在のアンビエント系になると弱くなるかなー。ここ数作よりは良さ気ではあるがCMP時代のクールな熱気はない。やっぱこの人の場合、他のミュージシャンと組んだ方が良い物ができそう、というかこの人の個性を活かしてもらえるんじゃないかと思うんだけどな。

  • 『ブランドX/マスクス』『プロダクト』

紙ジャケ再発盤。UK同様リマスターは無し、多少なりとも怒りを覚えつつ・・・一応自分で買うつもりでお店に仕入れた手前もあるし（＾＾；。名作である初期作を買わなかったのは、旧盤を散々聴いて飽きたから（笑）。これらの70年代後期作は未聴だったので。さすがに初期作と比べると・・・という評価は確かに妥当だが、ポップになったとかフュージョンライクになったとかとも言われるこのカチッと決まった曲調もカッコいいじゃないか。『プロダクト』のvo曲も、数年前ならともかく今は許せる（笑）。