最近買ったCD

前と状況変わっとらん(^^;。

  • ZAO/KAWANA

今や入手困難になってるこの名盤、マーキー国内盤仕様の中古を運良く安価で入手。気疲れするのであんまりジャズロック系とか激しい曲調の曲は受け付けない最近の体調でも、このくらい出来が良いとすんなり耳に入ってくるのがさすがにフレンチ・ジャズロックの名盤というところか。

ヴォコーダーやエフェクト変調されたさえ子さん自身の声をフィーチャーし、明らかにクラフトワークの影響を感じさせるシンセの音色など、基本的には芸風は同じだが、クレジットを見てもさえ子さんが一人で手掛けている曲が多く、さえ子さんソロ色がより強まっている。特にM-6「空想曲 変ニ長調」などは正に"テクノ印象派"を象徴する1曲。

  • Nguyen Le Duos/HOMESCAPES

ベトナム系フランス人ギタリスト、Nguyen Le(ニュエン・リーとかニュイアン・レとかグエン・レとかヌギエン・レとかいろんなカタカナ表記がされてるけど、どれが本来の発音に近いんだろ)。以前からERPなどで取り上げられてて気になってた一人。この最新作はギター、トランペット、ウードというトリオ編成、ウード奏者と言ったら北欧ジャズファンにはおなじみのDhafer Youssefが参加ということで、彼のあの"ええ声"もふんだんにフィーチャー。エレクトロニクスを多用しリズムトラックは全て打ち込みな訳だが、いわゆるフューチャー・ジャズみたいなクラブ系でもなく、ただトランペットが入るとやっぱどうしてもニルス・ペッター・モルヴェルっぽくはなる(笑)。主役のNguyenはアコースティック/フレットレス/シンセ/e-bowなど各種ギターを弾きこなし、ジャズだかワールドミュージックだか、オリエンタルだか中近東だか多様な要素を盛り込んだ音楽を作り上げてる。いやーカッコいーなー。こういう音楽性なら他の作品も追っかけてみたいんだが、とりあえずJazzlandから出たDhafer Youssefのニューアルバムはそのうち。