『反社会学の不埒な研究報告』

反社会学講座』に続くパオロ・マッツァリーノ氏の「スタンダード 反社会学講座」書籍化第2弾。書店に勤めてながらそっちの仕事はあまりしてないもんで新刊情報は大して知らないでいるため、たまたまHPを見て発売を知った。やべ、うちの店に入荷してるかなと思って次の日調べてみたらちゃんと入荷してて良かったよ。サブカルのところに品出しされてたが、この表紙見たらさもありなん。吉田戦車の画でなくなったのは残念。前作発売元はイーストプレスで今作は二見書房ってのもまたいい感じ。
相変わらず「世間の常識」を細かいネタを散りばめてバッサリ切っています。頭の固い人をあざ笑うかのように落語やコントまで持ち出して悪ノリにも一層拍車がかかってる。武士道関連年表に「昭和38年 チャンバラトリオ結成」とか全然関係ないこと書いてるし(本文にチャンバラトリオは出てこない)。あと敵討ち制度のところで「江戸時代の日本にはFBIもCTUもない」ってサラッと『24』ネタ書いてて爆笑。