『Bill Bruford/Feels Good To Me』『BRUFORD/One Of A Kind』

HMVから届いたリマスター盤。早速旧盤('90年発売US盤)と聴き比べてみたが…ヘッドホンで聴いてもあんまり音質の違いが分からん(^^;。うちの安物コンポでも明らかにその差が分かるリマスター盤は他にいろいろあるから、リスニング環境に原因はないと思いたい。ちと残念。モラーツ&ブラッフォード1stの国内盤解説では旧盤よりかなり音質が上がったと書いてあったんだけど、あれも最近のCDと比べればそんなに良い音とは思えなかったし…。ジャケットも色合いが変な風にいじられててホントに正規盤かよって感じ(^^;。お、『One Of A Kind』では「Forever Until Sunday」でバイオリンを弾いてるエディ・ジョブソンのクレジットがちゃんと載せられてますな。良し良し。
その代わりと言っては何だがボーナストラックはなかなか。『Feels Good To Me』には「Joe Frazier」(『Gradually Going Tornado』)のライヴ音源。これがもう凄まじい内容で、バンドの一体感/テンションが最高潮なのがハッキリと感じられる。歪ませたプロフェット5(多分)とgをLRにパンし、あえて似たような音色で迫るソロ/バッキングのコンビネーションが見事です。あまりにカッコいいんで何度もリピートしちゃった。『Gradually Going Tornado』って前作までと比べてちょっと評判落ち目なんで今まで聴いてなかったけど、買ってみてもいいかも。あと『Bruford Tapes』も。『One Of A Kind』収録の「MANACLES」は未発表曲(作曲はスチュワート/ブラッフォード)。唸りをあげるオルガンと後半のドラムソロが印象的。ボーナストラックはどちらも'79年の音源だがこちらのみモノラル。