『東京ナミイ/ガンダルヴァ・ヴェーダ』

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エキセントリック・オペラみたいな重ねまくったヴォーカルワークをロック・フォーマットで演ってくれたら面白いかなと思ってたが、ライヴ録音('03年3月inスターパインズカフェ)とあってオーバーダブはなし、勢い重視の作風。ハードな中にもどことなくクールな雰囲気が漂い、個人的には三宅さんの『LIVE at CAY '95』を思い浮かべた。それもナミイさんの芸風が大きいのだろう。ドスの効いた地声がメインでエミ・エレオノーラみたいにシャウトしまくりの場面もあるが、荘厳なファルセットからゴスロリ入ったハイトーンまで変幻自在のヴォーカルはさすが。アルバムの最初と最後に演ってるビートルズのカバーは原曲壊しまくりのアレンジ。