AとB

先週10/4に発売されたポルノグラフィティのニューシングル『Winding Road』。初回プレス分のみブックレットが付いており、しかもそのエンディングが2種類あるということでAとBというシールがケースに貼ってあった。予約の際に、AとBのどちらが良いか訊いても今は選べないので当日選びたいというお客さんが多く、そのために店売分在庫を余計に割かなければならなかったのも手間だったが、発売後はAばかり売れてBが余り気味という事態になったのも厄介。ブックレットの中身はもちろん開けてみないと分からないのでA/Bどちらを選ぶかは好みでしかない。でもAとBという2種類があってどちらかを選ぶという場合、特に理由はないけどAを取るという人は多いだろう。これが例えば赤と青とかいう場合はまた別だが、AとBなどと何となく優劣が付いちゃってるような分け方をすれば、Aを選ぶ人が多くなるという予想くらいはSMEでも出来たはずだが、他の意図があったのだろうか。2枚とも買うというマニアは少ないぞ。発注が奇数だった場合はどちらを1枚多くするか指定できないし、もうとにかくこういうのはやめて欲しい。
以前大塚愛の『フレンジャー』というシングルが出た時、DVD付きの方は赤、ピンク、黄、緑、青と帯の色が5種類あり、こちらは色が違うだけで中身は全て同じ、ということがあった。赤やピンクは早く売り切れて緑なんかは最後まで残ったんだよね(笑)。「何が違うんだ?」という問い合わせをかなり受けたし、ポルノよりこちらの方が大変だったな。こういう仕様違いを打ち出してくるのは一見ファンサービスのようにも見えるけど、混乱の元になるし必ずしもそうではないと思うんだけどな。