『ボンデージフルーツ/ボンデージフルーツVI』

サブタイトルなしの6thアルバム(約3年ぶり)。全体的には『IV』と『V』が合わさったような感じかなぁ。ブルージーだったりカントリーっぽかったりとことプログレ的ではない要素が増し『III』の頃のような鬼気迫るエキセントリックな雰囲気は少なくなって来ているが、音楽的な芳醇さは最高潮。ジャンルレスな音楽性はどこまで行っちゃうのか。
高良さんのvibによるミニマルなリフが印象的で、岡部さんの繰り出すグルーヴとのコンビネーションがやはりボンフルの大きな魅力。大坪さんのbも気合入ってますな。特にM-1とかこんなゴツイ音色初めてじゃなかろうか。鬼怒さんのgは今まで以上に脇役に徹しているような気がする(笑)。勝井さんは相変わらず。M-4はそのvibの14/16拍子のリフから導かれ、岡部さんの凄まじい手数が炸裂して大疾走するアルバム中のハイライトともいえる曲。バイオリンとドラムだけ聴いてるとROVOです。